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ひとり言

カーペットクリーニング時の温度と洗浄液の水量

3年前位からクリーニング時に使うマウントのウォンドをいろいろチップを変えたり色々変えて仕上がり具合を見ていました。よく言われるのが ウォンドは水量とバキューム力とのバランスで仕上がりを左右するとは 聞いておりました。それではどのバランスがいいのかは 誰も教えてくれません。
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写真の様に ウォンド作業に湯気が上がる位 洗浄液の温度を上げるのと チップは2個のウォンドを使うのと4個のウォンドの仕上がり具合を見てみると2個のウォンドを使う方が浮き上がりも少ない仕上がりはいいです。

階段の汚れの取り方

20227206492.jpeg以前はこれくらいの汚れでは スクラブするのに ポリシャーを使ってました。階段の幅が短く かなり危険でしたが、きれいにする為にポリシャーを 使用していました。ハンドポリシャーにすると時間はかかりますが、安全なのでこれからはこの作業になりそうです。

トラックマウントの家具用ウォンド

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トラックマウントはバンまたはトラックの荷台にガソリンエンジンを搭載しています。作業する時は水道の蛇口に繋いで汚水は排水管に自動で流れる用ホースをセットします。トラックマウントは温水(60℃)前後の温水を自動でつくり、回収した汚水は自動で排出します。温水の供給や排水する為に作業を止めるのとなく作業できるシステムです。
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マウントには温水の温度センサーや回収されてきたタンク内に満水になる前に汚水ポンプを作動のonとoffのセンサーだったり、そのセンサーが動かない時は緊急停止するセンサーや温水の温度が上がり過ぎると緊急停止するセンサーがあります。ポータルブル用の家具用ウォンドはレバーで温水を出したり止めたりできます。トラックマウント用は温水が作業面をエンジンを止めない限り、出っ放しになります。強弱の調整はできるので、一枚目の写真様に作業面に温水を絶えず、這わしながら、回収するシステムです。この作業面をソファ等の生地に押し当て、生地の中を洗浄液がすり抜けて回収されるので、前処理剤で動きやすくなっている汚れクリーニングすることができ、作業後のソファは 表面だけが軽く濡れている位の仕上がりになります。乾燥時間は5時間位です。扇風機を使うと1時間位で乾燥さすことも可能になります。

ドライバキュームの重要性

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ソファでも絨毯クリーニングでも最初はドライのバキュームの作業は絨毯とかソファの埃等の汚れの半分位は取ることができます。温水で作業する前に 埃等の汚れの量を減らすことは 乾燥する時の浮き上がりを防ぐことができます。

カビィのソファ用ツール

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ソファクリーニングの手順で前処理剤を添付する前にカビィの家具用のツールで作業します。写真の様にブラシが回転するを使います。

コーヒーをこぼしてしまった対処方法

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カーペットにコーヒーをこぼしてしまうと対処方法はコーヒーの量を乾いたタオル等でコーヒーをできるだけ吸い取ります。この時、一般に売られているシミ取り剤を使う場合は 必ず、シミ取り剤を回収する方法を用意して、使用するのが ベストです。
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この様にコーヒーは通常のシミ取り作業では薄くはなりますが 完全には 取れなかったので、タイルカーペットの入れ替えで対応しました。
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高い階数のセット方法

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ビルの4F以上の階数で、面積が200平米以上ある時はウォンドを2セットで作業できれば効率がいいです。
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作業フロアーが高くなればなるほど高さ分のバキュームとスチームホースを2倍 使いますが、写真のように縦部分は1本で立ち上げて、ウォンドの水量を10%位絞ることで変わりなく作業できます。バキューム力はウォンドで開放をできるだけ避け、パウダーデホーマーを1回当たりの量を少なくして、広く薄くばら撒きバキューム力を下がらない様します。

長い間にパイルが短いタイルカーペット

2022524184953.jpeg タイルカーペットのパイルが短くなっている時のクリーニングで気をつけていること。
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作業修理後に乾燥時に汚れの浮き上がりです。
対処方法は早く乾燥する様に作業します。

ニードルパンチカーペットのクリーニング

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パンチカーペットは糸を集めているカーペットです。カーペットと言ってもパイルはないです。その為、ポリシャーでスクラブすることはできません。よく前処理剤をスプレーして汚れを離れ易くして、ウォンドをゆっくり動かし、写真の様にバキューム力が下がらない様に消泡剤を広く少なく巻いて作業します

取れない汚れ、取れる汚れ

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汚れには 取れる汚れと取れない汚れがあります。その判断はやってみないとわかりません。どんなメカニズムで取れないのかと説明しますと、シミ取り用ケミカルはパイルの色を脱色させないのが基本です。汚れがパイルにどれだけ入っているかは 作業してみないとわからないです。ただ 汚れが染まっていくには、時間、温度、材質で染色するか、しないか決まるので 長い間 汚れがついたままになると 通常のスポット用ケミカルでも 取れない汚れが増えてくるのです。お掃除のレベルではそこまでです。それからはリペアの部分に入っていきます。

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