クリーニング職人の雑学
シルクのクリーニングについて
コーヒースポッターをスプレーして茶色は大部分なくなりました。乾燥させて確認するとまだ少し残っているのが見えます。
もう少し茶色を取りたいと思い3回目のコーヒースポッターでの作業をしたところ、今まで茶色のシミに反応してたのが生地のグレーの色にも反応して少し白くなりました。作業中はうまくいったように見えましたが、乾燥してから白っぽくなったのがわかりました。乾燥は2日かかります。生地自体が白っぽくなり始めた為、シミ取り作業はここまでが限界だと判断しました。乾燥した状態でそれほど白っぽさが目立たなかったので、色を染めるスポット染色は実施しませんでした。
カーペット内に残留洗剤が多いとき
この状態のカーペットでは 前処理作業はしません。ポリシャーのシャンパ
ーにも水だけです。ウオンド作業を2回します。 乾いた洗剤がカーペットにある為 1回目のウオンド作業で カーペットが濡れて洗剤を 取れやすくして 2回目のウオンド作業を ゆっくり作業して 残留洗剤を 回収していく為
いつもより作業時間は 約2倍必要です。パウダーディホーマーはいつもの7倍から10倍必要になってきます。はっきり言って パウダーディホーマーが少し足りないくらいなら 作業は可能ですが 全く足りない時は 作業は延期して パウダーディホーマーを十分揃えてから仕切り直したほうが 得策です。